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災害ベンダーとは

2016/05/12

災害ベンダーとは自動販売機のタイプの一種で、震災などの災害が発生した際に被災者に対して無償で飲料を提供できるようになっています。
2011年に発生した東日本大震災の際には実際にこの災害ベンダーが稼働することによって被災者が必要な飲料をある程度供給するという役割を果たしました。

またこの災害ベンダーはさらに搭載されたバッテリーで駆動する
「バッテリー式ベンダー」
本体に取り付けられたハンドルを回して発電して駆動させる
「ハンドル式ベンダー」
本体内部のワイヤーを引くことで飲料を供給する
「ワイヤー式ベンダー」
に分類することが出来ます。
それぞれの特徴としてはバッテリー式は無人でも動作できる反面バッテリー管理のコストがかかる、ハンドル式はハンドルを手で回せば良いためバッテリー式ほどのメンテナンスは不要なものの子どもやお年寄りには難しいこともある、そしてワイヤー式はメンテナンスの必要も無く誰でも使える反面管理者が自動販売機やワイヤーが保管された外箱を開けなくてはならないといった具合になっています。

それぞれ一長一短がありますから、災害対策としてこの自動販売機を設置するのであれば設置する環境のこと、利用者と管理者のことを考えて種類を選定する必要があります。

災害ベンダーのお役立ち情報について

災害発生地域において行わなくてはならないことは数多くありますが、その中でも発生から迅速に行わなくてはならないのが飲料の確保です。
人は1日あたり最低1リットルの水が無くてはならないと言われていますが、これはあくまでも
「生存する」
という目的に限った話です。

健康を保つのであれば2~3リットルは最低限必要になりますし、仮に運動しないで1リットルの水で生存するにしても自動車内での避難生活を行う場合、1リットルの水を飲んで過ごすのではエコノミークラス症候群を引き起こすリスクがあります。
そうしたことを考えると、常に人がいなくとも飲料を供給できる災害ベンダーの設置は非常に重要なことだと言えるでしょう。
もちろん自動販売機の中に無限に飲料が保管できるわけではありませんから、たった一台が設置されているだけではそこまで大きな災害対策効果は見込めません。

しかし自動販売機を設置する人が全員
「一台は災害に対応できるようにしよう」
というように考えていけば、大震災が発生した時に生存できる人数は飛躍的に増加することでしょう。
実際市町村が運営する公共施設では積極的な導入が行われるようになっていますから、もしこれから設置をするのであれば災害ベンダーの設置を検討してみるようにしましょう。

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