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コールドラックとは

2016/06/23

自動販売機で言う
「コールドラック」
とは、冷たい飲み物を収納する棚のことです。

以前はコールドドリンクはコールド専用、ホットドリンクはホット専用だったのですが、販売の効率化を追求した結果、現在では、ホットとコールドの併売機が主流となっています。
コールドドリンクは、暖かい季節やそういう環境下で飲んでこそおいしいのであって、寒い季節や環境下には全くそぐいません。
従い、季節や機械の設置場所によってホットとコールドの収納割合を最適化していく必要があります。
冬場や寒い環境下では、温かいコーヒーや紅茶などの商品が求められるので、必然的にホットの割合が上がり、コールドの割合は下がります。

逆に夏場や暑い環境下では、さわやかな炭酸飲料や、スポーツドリンクなど、のどの渇きを潤すコールドドリンクが求められ、コールドラックの割合が上がることとなります。
外に設置される機械の場合、季節の影響をまともに受けるので、ホットとコールドの割合は季節の動きにそのまま連動する形となります。

また、機械を屋内に設置する場合は、空調などにより季節の変動が緩和されるので、ホットとコールドの割合の変化も緩和された形となります。
業者の中には、蓄積されたノウハウを元に、最適割合を提案してくれるところもあります。

コールドラックのお役立ち情報について

寒冷地では、氷点下となることも多く、そのままでは飲み物は氷結してしまって飲めなくなり、商品として適さなくなってしまいます。
自動販売機には、断熱対策を施したものもありますが、寒さの厳しい地域では、それだけでは凍結を防止することはできません。
従い、寒冷地では、商品が凍結しないよう、積極的に保温機能をつけ、商品を温め続けています。
しかし、保温のためには電力を使用するので電気代がかかり、これがコストアップ要因となります。
断熱対策はそれだけでは凍結防止には役立ちませんが、電気代を節約するという効果は期待できます。

また現在では、自販機はホットドリンクとコールドドリンクの併売機が主流なので、ホットドリンクの保温の余熱を有効利用して、コールドドリンクの保温に充てるという工夫もなされています。
この電気代の問題により、保温機能付きの機械は、気軽にどこにでも設置するという訳にはいかず、売れ行きの好調な場所だけに限られることになります。
場合によっては、電気代が商品の売り上げ代を上回ってしまい、赤字に転落するというケースもあります。
それでも、業者の中には、いつでもどこでも飲めるという商品の利便性を強調するために、赤字覚悟で機械を設置しているケースもあるとのことです。

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