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ホットラックとは

2016/07/02

自動販売機には、
「ホットラック」という用語があります。
「ラック」とは棚のことであり、「ホット」とは温かい飲み物のことです。
従い「ホットラック」というのは、温かい飲み物を収納する棚のことを指します。

ところで、ホットドリンクとコールドドリンクとを同じ機械で扱う自動販売機の場合、コールドドリンクが大半を占めているというのが実情です。
ホットドリンクは、コールドドリンクを配置し終わった残りの棚のスペースに収納し、そこをホット専用のホットラックとしています。
ちなみに、設定を切り替えればホットをコールドに変更することは可能です。
ホットドリンクを購入した際、時に熱かったり、生温かったりすることがあります。
これは、コールドラックがあるため、販売機内の飲み物全部を温める訳には行かず、ホットドリンクは、次に出てくるものだけを温めているという構造になっているためです。

つまり、ホットドリンクが連続で購入される場合、温めるのに十分時間がかけられないという問題が生じる訳です。
逆に長時間放置される場合は、温め過ぎという問題も生じます。
ただし、全ての自動販売機にこのような問題があるということではなく、もちろん、対策済みの機械というのも存在しています。

ホットラックのお役立ち情報について

ホットラックから出てくるホットドリンクが、時に熱く、時に生温いことがあるという問題は、飲み物が自動販売機の下部の搬出口に近い部分で加温されるという構造にあり、連続購入された際には、下部での待機時間が短く十分に加温されないということに起因します。
自動販売機には、温度設定機能があり、ホットドリンクは初期設定で55度に設定されています。
また、この設定は1度単位で変更することができ、最大で60度にまですることができます。

しかし、現実には、この設定を変更するという事態はほとんどないとのことです。
というのも、問題の本質が機械のホットドリンクの加温の構造と待機時間とにあり、設定温度が原因ということではないからです。
この問題への対策としては、ホットラックのホットドリンクの収納をダブルにし、同じ商品を2系統の棚にするという方法が採用されています。
購入ボタンも複数になりますが、いずれを押しても、内部の飲み物は交互に搬出されるという「交互販売設定」にします。
こうすれば、搬出される商品がどちらか一方に偏ることなく、均等に搬出されることになり、連続購入による加温時間の不足を、できるだけ回避できることになる訳です。

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