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魔法VIN自動販売とは

2016/07/03

「魔法VIN自動販売機」
とは、魔法瓶の原理を利用して販売機内部の温度を一定に保つことができるよう、保温性を向上させた自動販売機のことです。この自販機の大きな特長として、

1.午前8時~午後10時の間、冷却機能をOFFに設定することも可能となりました。
これにより約14時間冷却機能をOFFにしても、商品の平均温度を7℃にキープすることが可能となっています。
これは外気温が35℃程度となる真夏日でのキープ力となっています。

2.面倒な設定作業や解除作業などを必要としません。
夏の消費電力のピーク時や自販機内部を全冷却に設定すると、自動で動作を開始します。また、ピークカット終了については、時間または商品温度の設定をどちらか選択できるようなっています。

3.消費電力量及び消費電力を高い確率で削減することが可能です。
この自販機には、ノンフロン・インバーターヒートポンプが搭載されているほか、LED照明を使用することで低減を可能としています。

4.オール真空断熱材と夜間の冷やし込によって、日中から夜間まで約14時間の保冷を実現させています。
真空断熱材は、キャビネットの左右と底面、扉面、庫内の仕切り板に搭載されています。

魔法VIN自動販売のお役立ち情報について

街の至るところに設置されていることで、私達の生活に密着している自動販売機ですが、便利な反面、自販機1台に掛かる消費電力の問題は長年の課題となっていました。
24時間365日利用できる便利さの裏で、その間利用者がいないにもかかわらず加温・冷却保存をしてなくてはならず、更に夜間においては照明も必要となることから、自販機1台でもかなりの消費電力となっていました。
そのため、2002年12月には省エネ法の改正が行われ特定機器に自販機も追加されことで、メーカーでは消費電力量を低減する取り組みが進められていました。
2006年には業界初となるノンフロン・ヒートポンプ自販機が登場し、大幅に省エネを実現しました。
そんな中、2011年3月11日発生した東日本大震災で、大きな電力不足に陥り自販機に社会からの厳しい指摘がされるようになりました。
こうしたことから、自販機メーカーでは長年諸費電力を削減できるエコ自販機の開発を行い、より高い節電ニーズに対応できる
「魔法VIN自動販売機」
を開発されたのです。
この自販機は、低入力インバータコンプレッサーを使用した、2コンプヒートポンプシステムを採用しており、商品を加温する際にはヒートポンプの運転のみで行い、冬期でも商品温度の維持をしながらヒーターでの加温と冷却運転の停止を実現させています。

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