アームロックとは
2016/06/20
人通りが少ない場所に自動販売機が設置されていると、たまに盗難被害に遭うということがあります。
特にひと昔前には自動販売機の盗難が相次いだこともありました。
そこで、被害防止のために販売機に「アームロック」が搭載されるようになりました。
アームロックとはL字型をした鍵のことで、これを搭載することで販売機の扉の開け閉めを防止することができます。
販売機の被害のほとんどは、バールなどの工具を使用して扉を無理やりこじ開けるケースが多かったため、このL字型鍵を付けることで完全に扉を開けることができなくなります。
自動販売機を設置するうえでは、こうした被害を被ってしまっては売上につながらないため、防犯対策は万全にしておく必要があります。
この鍵は、飲料水の販売機のように24時間いつでも購入できるものに設置すると大変有効です。
販売機本体の側面または下の部分に取り付けることで、釣銭を狙って扉をこじ開けようとする強引な犯罪を阻止することができます。
自動販売機の盗難防止対策の方法には、アームロック以外にも様々ありますが、この方法は他の方法と比べてもいろいろなメリットがあるため、最近では多くの販売機に搭載されるようになっています。
アームロックのお役立ち情報について
自動販売機の盗難防止対策として、アームロックを選ぶことでいくつかのメリットがあります。
一つは、鍵の導入費用が大変ローコストであるという点です。
その他の防犯対策として有効な方法というと、防犯カメラの設置があります。
防犯カメラといってもその精度によりいくつもの種類があります。
あまり価格の安いものを設置しても、カメラ精度が悪く防犯対策にならないこともあり、これでは導入した意味がなくなってしまいます。
とは言うものの、遠隔操作が可能な精度の良い防犯カメラというと価格も高くなるため、大幅に初期費用が掛かることになります。
一方、この鍵は導入時に5万円~6万円程度とローコストで取り付けることができるので、初期費用を大幅に削減することが可能となります。
もう一つは、取り付けやすいという点にあります。
こうした販売機は精密機械でもあるため、従来の機器に追加で部品を取り付けることが非常に困難という特徴があります。
特に、防犯対策の高い鍵へと変更するとなると、大掛かりな作業となってしまいコストもかなり掛かることになります。
しかし、この鍵は本体の側面に固定するだけなため、特殊な技術ないらずなおかつ取り付け時間も短時間で済むというメリットがあります。
こうした理由から、最近の販売機にはアームロックが搭載されているのです。