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リベートとは

2016/05/23

リベートとは
「支払われたお金のうち一部を支払人に戻す」
という意味を持つ英単語です。

ただ自動販売機に関連してこの言葉が使われる場合は自動販売機を設置している先のオーナーに対して支払われるお金のことを指すのが一般的です。
マージンや割戻金といった名前で呼ばれることもありますが、基本的には全く同じ内容だと思って良いでしょう。
自動販売機をボランティアで設置したいという人は早々いないでしょうからリベートについてどれくらいもらえるのかが気になるというオーナーは多いですが、この金額についてはそれぞれの状況で異なります。

ただフルオペレーションと呼ばれる運営会社のスタッフが販売機や商品の管理を務めるタイプの場合、相場としては
「総売り上げの15~25%」
がリベートとされることになります。

例えば20%とされていて毎月10万円の売り上げがあるならばオーナーは毎月2万円がもらえる、そしてその販売機が10個設置されているのであれば20万円がもらえるといった具合です。
もちろん売上については毎月変動することになりますからこう簡単に額を決めることはできないのですが、オーナーにとっては利益に関連するポイントであるためしっかり確認しておくべきと言えます。

リベートのお役立ち情報について

設置による見返りとしての収入オーナーにとっては非常に魅力的ですが、実は状況によっては0%の方が良いケースもあります。
この代表的なケースとなるのが
「会社の福利厚生として設置した」
という場合です。

自動販売機を福利厚生の一環として設置している会社やオフィスビルは少なくありませんが、ここでリベートが設定されていた場合、販売価格は
「商品価格+設置先への報酬」
となりますから、自動販売機の管理会社は利益が少なくなることを防ぐために販売価格を上げなくてはなりません。

例えば原価が50円で商品価格が100円という場合メーカーの利益は100-50=50円になりますが、ここにリベートとして20円が乗ってくると商品価格100円ではメーカーの利益が100-50-20=30円になります。
そのためメーカーは利益を減らさないため、商品を120円で売ろうとするわけです。
よって福利厚生として割り切って考えるのであれば、設置をさせている場合であっても報酬は受け取らない方が社員のためになることもあるわけです。

ちなみに設置先の人が儲ける方法として、自分で商品を買って販売機に補充するセミオペ方式も選べます。
この場合業者が管理することは無くなりますから人件費が削減でき、販売価格を安くしつつ設置先の利益も確保できます。
ただ商品補充はそれなりの手間になりますから、残念ながら設置台数が少ない場合を除いて現実的では無いと言えるでしょう・

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