ホットコラムとは
2016/05/21
自動販売機で販売されている商品には、
「冷たいもの」
と
「温かいもの」
があります。中にはいずれか一方(主に冷たい)のみを販売している自動販売機も設置されています。
この冷たい・温かい商品を投入する場所を、それぞれコールドコラム・ホットコラムと呼びます。以前はいずれかのコラムしか持たないものもありましたが、近年では
「季節や目的などに合わせてコールド・ホットを切り替えられる方式のコラム」
が主流です。
販売する商品に合わせてコールド・ホットを設定する、時期ごとに販売商品を変更すると言ったことが容易になったことによって、大幅に自動販売機の魅力が引き立てられます。
ホットコラムの構造はいくつかありますが、最近では
「ヒートポンプ方式」
によってコラムを温めているものが多くなってきています。元々はヒーターを使ってコラムの温度管理をしていたわけですが、コスト面などの負担が大きくなってしまうと言ったデメリットがあったものをヒートポンプ方式の採用によって解消できています。
コールドコラムであれば500mlのペットボトルを販売することもありますが、ホットコラムの場合はペット販売をすることが出来ない為、基本的には350缶サイズのみの設定になります。
ホットコラムのお役立ち情報について
最近の主流となって来ている
「ヒートポンプ方式」
ですが、ヒーター方式の自動販売機と比べると大幅に電気代をカットすることが出来ます。
ヒーター方式の場合は、内部に設置されているヒーターを強制的に温めることでコラム内の温度を上げています。
外気温が高い時ならば熱量が少なく済みますが、需要が増加する冬季は外気温が低い為に大きな電力を消費してしまいます。
しかし、ヒートポンプ方式の場合は
「空気中の熱を効率よく利用する」
ことで電気代を減らすことが出来るので、コストカット効果が非常に高くなります。
また、CO2の削減効果も高いという事で非常に高い注目を浴びています。
自動販売機ビジネスを行う際、
「如何に売るか」
はもちろん重要ですが
「如何に低コストで販売するか」
という事も重要です。
むしろ、安定しづらい売り上げをメインに考えるよりもランニングコストを削減することを重視した方が安定する為、ホットコラムの構造については事前にしっかりと決めておいた方が賢明です。
最近ではコールド・ホットコラムを切り替えられるタイプがほとんどですが、中には切り替えが出来ないタイプもあるので、設置に際しては客層や売れ筋商品の予測などをしっかりとすることが大切です。