管理者ステッカーとは
2016/05/10
「管理者ステッカー」
は設置されている自動販売機のことに関する責任を負う者を明示するための表示です。
購入者がわかりやすいようにお金を入れるところや釣り銭の取り出し口付近に貼ってあります。
自動販売機は設置場所に管理者がいないことがほとんどです。
購入者が困った時に連絡が取れないようではクレームになる可能性があります。
販売者の責任としてしっかりとした対応するためには必須の表示です。
法的要求事項ではないため表示内容に規定はありません。
連絡が取れるようにするために最低限の情報が記載されていれば問題ありません。
よって、少なくても管理者名と電話番号が必要です。
返金や商品の交換など直接やり取りが必要な場合を想定して管理者住所を記載していることもあります。
また、管理者が管理している自動販売機が複数ある場合には、管理番号などの区別するための番号を記載しておくと連絡時に混乱することがなく対応できます。
もし管理番号での区別が難しい場合は、設置場所の住所を記載しておけば区別が容易になります。
ステッカーのどこかに
「故障やお問い合わせの場合は表示の連絡先にご連絡ください」
と記載することで購入者は安心して連絡することができて印象が良くなるかもしれません。
管理者ステッカーのお役立ち情報について
管理者ステッカーは故障などにより購入者がトラブルに巻き込まれた場合に連絡を取るために必要な表示です。
例えばお釣りが出てこない、違う製品が出てきた、お金を入れたのに反応しないなどの事象が発生すると購入者はなんとかして正常な状態にして欲しいと要求するでしょう。
いずれも商品の交換か返金など直ぐに対応に行く必要があります。
ただし、自動販売機は時間を選ばずに買うことができる利点があります。
管理者にとってはそれが不利な点でもあります。
いつトラブルが発生するかが予想できず24時間連絡の対応をするために待機しなければならなくなります。
そこで管理者ステッカーに連絡先と一緒に受付時間を明記する場合もあります。
通常の店舗も閉店後に対応することができないように、自動販売機の管理者も受付できる時間が限られているのは当然のことです。
よって、管理者ステッカーに朝から夕方までの受付可能な時間を明記するだけです。
購入者は直ぐに対応して欲しいと思うのは当然ですが、24時間対応するのは事実上不可能です。
ですから、受付時間として相応の時間帯であればクレームの対象とはならないはずです。
その分、受け付けたクレームに真摯に対応する姿勢が重要になります。