アクエリアスとは
2016/06/12
自販機商品・アクエリアスは、日本コカ・コーラ社が製造・販売している清涼飲料・スポーツドリンクです。
名前の由来はみずがめ座のラテン語訳・アクアリウス（Aquarius）を英語読みにしたものです。
誕生したのは1983年、大塚製薬の大ヒットスポーツドリンク・ポカリスエットに対抗する商品として生まれました。
日本だけでなく、現在アジア・ヨーロッパを含む15カ国で販売されており、国際オリンピック委員会・FIFAワールドカップ公式スポーツ飲料にもなっています。
人体の汗と同じミネラル比率に調整された、水分補給と塩分補給を目的とした飲料として開発され、スポーツによって失われた水分・塩分を補ったり、夏の熱中症予防に用いられます。
マグネシウム・アミノ酸なども配合され、風邪など体調不良時の栄養補給にも用いられます。
薬用効果だけでなく、甘すぎないさわやかな口当たり、後味すっきりで飲料としても完成度の高い商品です。
また、年々高まる気温により夏場の熱中症患者の激増が社会問題となり、その影響を受けて自販機商品・アクエリアスも2013年にリニューアル。ナトリウム含有量を100mlあたり40mg増量させて、熱中症対策ドリンクとして大きく貢献しています。
アクエリアスのお役立ち情報について
アクエリアスが身体に有用な理由として、体内の水分に近い成分という点があります。
人間は一日のうち呼吸や汗で1.2リットル、排泄などで1.3リットル、合計2.5リットル水分が放出されます。
すなわち、一日のうちで摂取しなければならない最低の水分量は必然的に2.5リットルとなります。
食事で1リットル、体内で生成される水が0.3リットルだとして、飲料では1.2リットル摂取しなければなりません。
また、汗をかいたら水だけを補給すれば良いのではなく、汗の成分であるナトリウムなどのミネラル分も補給しなければなりません。
運動などで極度に疲労した場合、適度な糖分も摂取する必要があるのです。
適度な糖分とミネラルを含む飲料であるアクエリアスを摂取することにより、水だけを飲む時に比べて、水分の保持率が上昇します。
糖分を含む量が多いほど、水分の保持率が上昇しますが、過度に取り過ぎない飲料がこのアクエリアスとなるのです。
ナトリウムの他、炭水化物が4.7g含まれており、これは運動後の疲労時はもちろんのこと、風邪で体力が低下し、食べ物が思うように食べられないときも、エネルギーを補給するために役立ちます。
具合の悪い時にスポーツドリンクが有効なのはこういった理由があります。
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