ワンダとは
2016/06/11
自販機商品・ワンダ(WONDA)は、アサヒ飲料が製造・販売している缶コーヒー飲料です。
1997年に登場するまで、アサヒ飲料からは、三ツ矢コーヒー・NOVA・J.O.といったラインナップをリリースするもヒットせず苦しんだが、4代目缶コーヒーワンダがヒット。
特に2002年に販売された、業界初である朝専用缶コーヒー・WONDAモーニングショットが大ヒットして、以降アサヒ飲料のフラッグシップ商品の一翼を担う存在へとなりました。
ちなみに、自販機商品としてのワンダの歴史は、カルピスの自販機部門と統合してアサヒカルピスビバレッジが設立されてから、カルピスの「AGFブレンディ」缶の製造・販売を取りやめて、カルピス社の自販機でもワンダが販売されることとなりました。
これにより、自販機での普及率が急速に高まったと言えるでしょう。
リリース当初の缶のサイズと種類は、190g缶のブレンド・カフェオレプレミアムテイスト、250g缶のオリジナルブレンド、160g缶のブルーマンテンブレンドEXの合計4種類がリリースされていました。
現行製品はモーニングショットを中心に、金の微糖、ゴールドブラック、エクストラショット、特製カフェオレ、クリーミーラテ、ワールドトリップ絶品炭焼などが販売されています。
ワンダのお役立ち情報について
1997年にリリースされたワンダですが、当時缶コーヒー市場は円熟を迎えて横ばいを続けている時期でした。
1975年に登場して以来トップを走り続けているコカ・コーラのジョージアや、次いで大きな売上を確保するサントリーのボス、これらに押されて5位という地位に甘んじていました。
さらに、1999年にはキリンのファイア、2000年にはJTのルーツなどが誕生し、より追い込まれる形となります。
そこで、起死回生の策として誕生させたのがWONDAモーニングショットでした。
一日の中で飲まれる時間が午前中という結果を逆手にとって、
「朝専用」
というキャッチコピーが誕生しました。
また、「朝」というワードから目覚まし効果から、安易にブラックという発想を覆して、毎朝・毎日飲める味を目指し、すっきりした味わいと飲みやすさ・のどこしを実現しました。アラビカ種の豆を100%使用し、焙煎・抽出方法もこだわり、香りと風味にもこだわっています。
名前の由来は、朝の目覚めに飲んで気分を切り換えるために、その一杯をショット感覚で楽しむことができることを願って付けられたネーミングとなっています。
また、発売日には全国1000箇所の駅前やガソリンスタンド・バス停で配布することによって、認知度が一気にアップ。一躍スターダムへと上り詰めることとなります。